特別おもしろい職業! 特業

ABOUT

働き方が多様になってきています。いい時代です。

でも、まだまだ活かされていない、一人ひとりの才能や魅力があります。

だから私たちは、「特業」を始めます。

それは、あなたの特性や特技から、「特別おもしろい職業」を発明するチャレンジ。

「好き」「得意」だけでなく、ときには「弱さ」も反転させ、「持ち味」に変えていきます。

いやあ。働くって、いいものですね。

職業紹介

セイヤ(こーちゃんゲームマスター)
こーちゃんゲームマスター 名刺
こーちゃんゲームマスター 名刺 (裏)

セイヤは、急性脳症の後遺症により思うように言葉を発せない。だけど、おしゃべりをすることが大好きだ。人とのコミュニケーションは、相手がセイヤの言葉から想像を膨らませて会話が成立する。

そんなセイヤは、兄の紘雅(こーちゃん)のことが世界で一番大好き。いつも一緒にいるこーちゃんは、気になって仕方がない存在。脳内90%は「こーちゃん」が支配しているのではと感じるほど、誰と話しても、会話の返事のほとんどが「こーちゃん!」になる。

「かーちゃん」「あーちゃん」など、他の言葉が飛び出すことはまれである。ちなみにかーちゃんは母。あーちゃんは父のこと。家ではあまりにも「こーちゃん」ばかりでうるさい時は「ほかの言葉で返事をしなさい」と不条理に怒られる原因にもなる。

おしゃべりをすることで人との関わりを楽しんでいるセイヤだが、話す相手にとってはどう話しかけてよいものかと戸惑うのではないだろうか。そこで生まれたのが、「こーちゃんゲームマスター」だ。

ゲームマスターのセイヤから、5分間の中で、いかに多くの「こーちゃん」という言葉を引き出せるかというゲーム。一回の「こーちゃん」につき1点。「かーちゃん」は2点。滅多に言わない「おーちゃん」は高得点の5点。「こここここーちゃん」などは、「こ」の数だけ得点になる。

言葉を引き出すために、お客さんはどんどんマスターに話しかける。返事をするセイヤの言葉に聞き耳をたててくれることは、それだけでセイヤにとっては嬉しいことであり、「こーちゃん」を連呼しても怒られるどころか、喜んでもらえる。なんて楽しい会話であり、ゲームの時間だろう。

ののか(音楽コンシェルジュ)
音楽コンシェルジュ 名刺
音楽コンシェルジュ 名刺 (裏)

ののかは、2009年東京生まれ。生後まもなくから音楽を好み聴いている。脳内には国や地域、世代を越えジャンルを問わない多数の音楽がアーカイブされている。

脳性麻痺により、身体・視覚認知機能などに困難さを抱えているが、優れた聴力・記憶力をもち、本を読むように音楽を聴き、その曲や歌詞に気持ちや状況を重ね合わせ理解を深めてきた。

幼少期は場面緘黙もあったが就学を機に一転、コミュニュケーション能力を身につける。そして2019年。国や地域、世代を越え幅広い音楽の中から〝あなたの為の一曲をお選びします〟をコンセプトに、音楽コンシェルジュとして活動をはじめる。母性溢れる優しさと心掴む選曲には定評がある。

〜音楽コンシェルジュの受け方〜 対面もしくは、オンラインでのご案内になります。 お一人様(もしくは一組)10〜15分を目安に心赴くままにお過ごしください。 音楽コンシェルジュとの対話を楽しむもよし、泣くもよし、笑うもよし、ルールはありません。 最後に〝あなたの為の一曲〟お選びします。

8man(気まぐれ運命シェイカー)
気まぐれ運命シェイカー 名刺
気まぐれ運命シェイカー 名刺 (裏)

8manは『多発奇形症候群』で、見た目や内臓に沢山の奇形や病気を持って産まれた。多くの手術を繰り返し、スローペースで成長が見られていたが、新たな病気が発覚し成長は後退。

そんな中でも、手に握った物を「フリフリ」と振る事は、唯一8manの得意な事として残っていた。ところが、2019年にゾフルーザ(インフルエンザの薬)を飲んだ後、高熱による脳炎の影響で得意だったフリフリも、物を握る事も出来なくなり、反応や表情も全くなくなってしまった。

しかし、少しずつ物を握ること、振ることできる様になり、約1年かけて 8manのフリフリが完全復活!

8man独自のフリフリで、だれかの心のモヤモヤやイライラなどを取り払い、その姿や奏でる音で運気をアップしていただけるようなお仕事ができたら…という思いはありながらも、思春期真っ只中でその時の気分次第でフリフリしないこともあるかも…!?…という心配も…。

でも、いっそそんな心配も盛り込んでしまおう!と思い、8manのありのままの姿を盛り込んだ『気まぐれ運命シェイカー』という特業が誕生!

8manが、15年間フリフリしてきた8つのアイテムの中から、『フリフリ率』を参考にしてもらいながら一つを選んでもらい、8manにそれを持たせフリフリタイム開始!

居眠りしたり、「今はやらん!」と気まぐれ率が100%となってしまった時には、『シェイカーおみくじ』をしていただき、おみくじのメッセージをお届け!

さらに『これからの運勢もより良い物になりますように』と、8manが視線入力で描いた模様を使って作った『八萬神宮 (エイトマンジングウ)開運お守りステッカー』をプレゼント!

シェイクされるかされないか…それもあなたの運命。『気まぐれ運命シェイカー』をぜひお試しください。

Yume(フォーチューンカードテラーユメ)
フォーチューンカードテラーユメ 名刺
フォーチューンカードテラーユメ 名刺 (裏)

Yumeは、まだ母のお腹の中にいる時に、定期検診で病気が見つかった。複数の医師から衝撃的な言葉で断言されるとともに、親は命の選択を迫られた。

「予後不良」。しかし母親はその言葉から思った。「一体、どんな風に育つのだろう?」。改造バイクを乗り回したり、濃いメイクにピアス、校則違反の制服を着て、学校をサボったりするのだろうか?Yumeの「不良」姿を想像したら、なんだか面白くなってきて笑えた。

8歳になったYumeは不良少女ではなく、仲間と共に「流し目ギターデュオ」として特業デビューした。ほどなくしてデュオ活動休止。11歳で特業転職に挑戦することになった。次はどんな仕事がやりたいか?得意なことは何か?話し合った。

日頃から家や学校で、家族や友だち、先生を応援したり、励ましたくて言葉を掛けると、みんなが笑顔になったり、「ありがとう。元気がでたよ」と言われる。みんなの心をゆるゆるとほぐす仕事はどうだろう?と方向性が決まった。特業の名前は「フォーチューンカードテラーユメ」。

Yumeは人工呼吸器を使っているので声が出しずらいが、 iPadと指伝話アプリがYumeの声のサポートをする。右手のスイッチで指伝話アプリに入れてある「言葉カード」を選び、次に左手のスイッチを操作して音声合成が発話する。これがYume独自のコミュケーションスタイルだ。

フォーチューンカードの内容は、Yumeが考え、母がサポートしながらカードを作成した。占う時も同様に、右手のスイッチでカードを選び、左手のスイッチでフォーチューンカードに書かれていることをお客さんに読んで伝える。

「すごい。当たってる」「嬉しい。ありがとう」「本当の悩みは、口に出せなかったのに、なんでわかったの!?」「なんだか、がんばれそう」。お客さんに喜んでもらえた。これからも、フォーチューンカードをみんなに届けたい!Yumeはそう言って、今日も特業に磨きをかけている。

しんちゃん(緊張ほぐほぐ屋マルシン)
緊張ほぐほぐ屋マルシン 名刺
緊張ほぐほぐ屋マルシン 名刺 (裏)

しんちゃんは、五感の全てに敏感で、常に周囲にアンテナを張り巡らしている。脳の障害によって身体の筋肉が硬くなりやすいだけでなく、心も緊張しやすい。

それでも、四肢の不自由さとは真逆に、顔の表情は誰よりも豊かだ。大抵の人はしんちゃんの顔を見るだけで、その気持ちを推し量ることができる。初対面の人が、何も語らないものの明らかに戸惑う表情のしんちゃんに思わず苦笑し、「大丈夫だよ!よろしくね!」と声をかけ、その声かけと共に笑顔を返し合う様子は、一対一の間でコミュニケーションが成立していると感じるに十分だ。しんちゃんは、一瞬で他人を味方にし、笑顔にする術を持っている。

ならば一緒に心を緩めよう。

例えばあるイベントに足を運び、ワクワクしながらも一歩踏み込むことに勇気が必要だと感じている人に、まずはしんちゃんと共に過ごしてもらい、お互いの緊張をほぐしていこう。そういう仕事もありだよね。

新しいイベントってドキドキしていませんか?僕はとっても緊張しています。

まずは僕と一緒に会場をゆっくり歩きませんか?車イスの隣を一緒に歩いてくれる人がいると、僕は気持ちがほぐれるのです。会場を1周まわり終わる頃には、あなたの心もきっとユルユル。

ほぐし、ほぐされ、ほぐほぐ屋マルシン。いらっしゃいませ。

KANON(脳内チアリーダー)
脳内チアリーダー 名刺
脳内チアリーダー 名刺 (裏)

KANONは生まれた日に「大田原症候群」という難治性てんかんを発症した。体を動かすことも、言葉で表現することも難しいけれど、楽しいことや嬉しいことは心からの「笑顔」で伝えることができる。

KANONが笑うと、みんなも笑顔になって「いいことありそう!」と喜んでくれるのが嬉しい様子。そこでKANONの母は閃く。「笑顔で人を元気する職業といえば、チアリーダーがいいのでは」。可愛い衣装も、キラキラしたポンポンも、ノリノリの曲を聴くのも彼女は大好きなのでピッタリだと母は感じた。

本来チアリーダーは、体や声を使って応援するものだけれど、KANONにはそれができない。しかし「心」を通わせて応援させていただくことで、彼女にしかできない応援の形がある。そこで職業を「脳内チアリーダー」として、お客様が応援されたい内容を思い描き、KANONが笑顔になれば願いは叶う!というスタイルになった。

結果的には、KANONに笑顔になってもらいたくて、みんな必死にポンポンを振ったり、笑顔で語りかけてくれたこともあり、KANONは沢山の笑顔を振りまくことになった。KANONだけではなくて、お客様も心から笑顔になれる魔法の特業だ。

いつき(ユニバーサル散歩ツアーコンダクター)
ユニバーサル散歩ツアーコンダクター 名刺
ユニバーサル散歩ツアーコンダクター 名刺 (裏)

いつきは、知的にも身体的にも重度の障害があり寝たきり。一般的な会話でのコミュニケーションはしないし、言語理解もどれくらいしているかはっきりしない。母は「一般的に考えると、仕事なんて到底できそうにない個性ばかり」と思っていた。

だけど、いつきはとにかく人が好きだ。人との関わりが大好き。精神的にも身体的にも柔らかくて、周りの人を穏やかにする力がある。雰囲気を読むけど、忖度のないツンデレも魅力のひとつ。また、車いすに乗るいつきと一緒に歩くことで、周りの人が「もっとこのスロープはゆるやかな方がいい」「この道は狭くて進みづらいな」などと、世界に対して新しい視点を得ることができる。

いつきの特業が決まった。その名も、「ユニバーサル散歩ツアーコンダクター」。お客さまには、いつきと一緒に散歩をしてもらう。その中で、「ユニバーサルデザイン」を意識しながら、「このお店はいいね!」「この駅はちょっと使いづらいかも」などと発見をする。そして、発見したことを付箋に書いて、いつきの車椅子に貼っていく。今よりも「やさしい世界」を、いつきと共に探すツアーだ。誰もが生きやすい世界も楽しみながらつくりたい。いつか一緒に散歩しませんか?

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